ブログ運営をやっていると、
- 『.htaccess』を触ってリダイレクトしたくなることありますよね
- サブドメインを作りたくなることありますよね
それぞれの処理はそれほど難しくも無いし、方法を解説しているブログも多い。
でも、2つが重なるとレアケースなのかもしれない。

メインドメイン、サブドメインの.htaccessは
どうやってリダイレクトすれば良いの?
そんな疑問を解消します。
メインドメイン、サブドメインにより、.htaccess操作方法は違う
- メインドメイン:サーバーのUIで操作
- サブドメイン:ファイルマネージャーで直接操作
方法は違うけど、リダイレクトのために記載する内容は同じ
こんな内容を知ってスッキリしよう。
サーバーのファイルを直接操作するのは、ちょっとドキドキするかもしれない。
でも、無いものは仕方ない。
くれぐれも、他のファイルを触らないようにね。
間違って削除でもしたら、大惨事。
なぜ、.htaccessを操作するの?

そもそもなぜ、『.htaccessファイル』を操作したくなるのか?
話はそこからですね。
正直言えば、サブドメインの『.htaccessファイル』を操作したくなることはレアケースです。
そんな心理状態に陥る前に、正しい手当てをするのが王道ではあります。
サブドメインを作りたくなる理由

ブログ運営というと、聞こえが良い。
最先端のOAチェアに座り大画面で作業してたり、リゾート地でノマド的に作業している様子を思い浮かべるかもしれない。
しかし実際のブログ運営は、薄暗く湿気を感じる部屋に籠り、来る日も来る日も来る日も記事を書いて書いて書いて書き続ける3K肉体労働です。
書いても書いても誰も読んでくれない。記事の順位は全然上がらない。
そんな日が続くと自己防衛本能が起動します。
いわゆる『自分悪くない症候群』です。自分が書いた記事が悪い訳じゃ無いと自分に言い聞かせます。
- レッドオーシャンのジャンル選びが駄目なんだ
- 特化してないブログだから、埋もれるんだ
- WordPressのテーマが悪いんんだ
- サイトのデザインが風水的に悪いんだ
理由は幾らでも出てきます。

仕切り直しだ
新しいブログを立ち上げよう!
人は辛かった過去と決別し、次のステージに行くのです。
しかし、新しいドメインを取るにはお金が掛ります。イチからドメインを育てるのも時間のかかる話です。
つまるところ、1つの結論にたどり着きます。

サブドメインを作ればいいんだ!
追加費用も掛からないし、今のブログの評価も引き継げる!
こうして、サブドメインを作りたくなるのです。
ここまで来ると、今のドメインに引き継ぐような評価など無いことなど忘れてます。
メインドメイン ⇒ サブドメインにリダイレクト処理を行います。
理由は後述。
そして過ちは繰り返す
サブドメインで心機一転しても、上手く行く確約は有りません。
サブドメインで失敗すると、サブドメイン2を作ることになる。
『もう一度だけ・・・』
今度は、
サブドメイン1 ⇒ サブドメイン2にリダイレクト処理を行います。
メインドメイン・サブドメインで、.htaccessの操作方法が違う
このため、話がややこしくしくなる
人間は忘れることができるから気も狂わずに、ほら生きている
枡野浩一
.htaccessを操作したくなる理由

幻想をつかもうとするから
イカロスの翼がロウで作られてることを忘れてる
サブドメインを立ち上げることで、追加料金なしに新しい土地を手に入れました。
ここに理想の家(ブログ)を立ち上げていくのです。
評判のいいwordpressテーマを使い、ビジュアルに凝ったブログの立ち上げです。
バスタブに札束の夢を描きつつ、新ブログの完成です。

折角だから、
旧ブログのユーザーを
新ブログに誘導しないと勿体ない
旧ブログにアクセスした人を、新ブログにいざなう動線を作ります。
『リダイレクト』ですね。
新ブログにアドレスを書き換えて、自動転送させるのです。
.htaccessにリダイレクトコマンドを書くことによって、実現します。
こうして、サブドメインの.htaccessを。操作したくなるのです。
しかし、大事なことを忘れてますね。
元々、旧ブログの読者などほとんどいなかった。居たら新ブログなんて作らないですよね。
リダイレクトで何人を誘導するつもりなの?
正論は、他人を傷つける
ドメインの.htaccessを操作する2つの方法!【リダイレクト】

理由はともかく、サブドメインの.htaccessを操作しなくてはいけない状況になったのなら
理由なんて置いておいて、手を動かそう。
.htaccessにリダイレクト処理を追加する方法は2つ。
- メインドメインの.htaccess変更
メインドメインにサブドメインへの転送命令を.htaccessに追記します
⇒ サーバーにUI(パネル)があるので、それを使って変更 - サブドメインの.htaccess変更
サブドメインにサブドメイン2への転送命令を.htaccessに追記します
⇒ サーバーにUIは無いので、サーバーのファイルマネージャーで
.htaccessファイルを直に変更
1.メインドメインの.htaccessを操作する方法
情報が民主化された現代です。
これくらいの情報は、ググればいくらでも出てきます。
メインドメインの.htaccessにリダイレクトを追記する方法を、Xserverの場合で記すならば

サーバーにログインし、
サーバーパネルにある『.htaccess編集』を選択します。

.htaccess編集のUIが立ち上がるので、設定対象ドメインを確認の上、『.htaccess編集』タブを選択する。

.htaccessファイルのディタが表示されるのでリダイレクトコマンドを追記してセーブすれば良い。
.htaccessファイルが壊れると、ブログ全体が表示されなくなることもあります
.htaccessを修正する前に、記載内容をコピーして保管しておき、
不測の事態が起きたなら、元に戻そう
リダイレクトコマンド
# リダイレクト
RewriteEngine On
Redirect permanent / https://○○○.com/
メインドメインへのアクセスを全てサブドメイン『○○○.com』に転送するなら、こう書けばいい。
なぜ、こう書けば良いのかを理由が知りたいとしても、それはまた別の機会に。
2.サブドメインの.htaccessを操作する方法

メインドメインと同じ方法で、サブドメインの.htaccess変更をしようとするに違いない。
しかし、それは出来ません。
駄々をこねても良いけれど、仕様だから仕方ない。
別の方法で、.htaccess編集するしか無い。
サーバーのファイルマネージャーを使い、.htaccessファイルを直接書き換える方法です。

ファイルマネージャーを立ち上げて、該当サブドメインの.htaccessファイルがある場所まで移動します。
.htaccessファイルがある場所は、いづれかです。
- テーマディレクトリ直下
⇒ public_html/wp-content/themes - 子テーマディレクトリ直下
⇒ public_html/wp-content/themes/子テーマ名
.htaccessファイルを見つけたら、『コピー』メニューで編集前を一旦保存しておいてから『編集』。

するとエディタが立ち上がり、.htaccessファイルを編集できるようになります。
リダイレクト処理を追記して、下段の『更新』押下で完了です。
リダイレクトコマンド
# リダイレクト
RewriteEngine On
Redirect permanent / https://○○○.com/
リダイレクトの記載内容は、メインドメインのときと同じ。
○○○.comは、サブドメイン2の名前です。
ドメインの.htaccessを操作する2つの方法! まとめ

ブログの成功を神頼みしても、ダメな時もある。
もし、リダイレクトが必要なほどのユーザーが居るのであれば、本来はドメインを変えない方がいい。
無料ブログサービスの終了など、止む追えないときもあるけどね。
単にブログ運営の失敗ならば、それほどユーザーは居ません。
リダイレクトなど必要ないことがほとんど。
しかし、人は理性だけでは動きません。サブドメインからのリダイレクト方法も知っておこう。
いつかどこかで役立つかもしれない。
役立つ日が来ない方が良いけどね!
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